momoの手帳

個人でevernoteに記録してたけどデータ欠損してたので数少ないデータをブログへお引越しすることにした。和暦も変わることだし新たに得た知識とか趣味のこととか書いていきます。現在、お引越し中

ロードバランサーにおけるL4,L7の違い

これはjuniperのロードバランサーをはじめて構築したときに予習したときの随分昔のメモ
 
◆L4
IPアドレスによる負荷分散
LBでTCPコネクションが終端しない
NAT変換型とDSR(DirectServerReturn)型[Macアドレス変換型]がある
 
-NAT型
    クライアントから見た場合の接続先IPアドレスはLBのものとなる
    バックエンドから見た場合の接続元IPアドレスはLBのものとなる
    NATしてる関係ですべての通信がLBを経由する
 
-DSR型
    クライアントから見た場合の接続先IPアドレスはLBのものとなる
    戻りパケットがLBを経由しないことからバックエンドから見た場合の接続元IPアドレスはクライアントのIPアドレスとなる
    リクエスト先であるサーバーのIPアドレスを見せない。さも、LBがサーバーであるかのような振る舞いをさせるためにIPアドレスはLBのものとして返す
     ループバックアドレスARPに回答させない
 
◆L7
URLやHTTPヘッダーによる負荷分散
クライアントから見た場合の接続先IPアドレスはLBのものとなる
バックエンドから見た場合の接続元IPアドレスはLBのものとなる
X-Forwarded-Forのヘッダーを利用したクライアントのIPアドレスを保持する